【エイジングレポート】ホースハイド(馬革)のブックカバー

2024年6月16日

ホースハイドのブックカバーを使用し始めて2年経過しました。

そんなに読書するわけではないのと怠け者なので、バッグに入ったままでいる期間が長いのですが・・・

いい感じにクタっとしてきたので紹介させていただきます!

買ったときのこと(2022年5月・3,000円の馬革ブックカバー)

最近本を読むことが増えてきたんですが、手汗が多いタイプなので、読み終わったころにはカバーがふやけてしまうんですよ・・・笑

売るにしても取っておくにしても、きれいな状態で読み終わりたいですよね。

そんなこんなで買ったのが、このブックカバーです。

例によってお金はかけたくない

何万もするブックカバーは自分には必要ない。正直5,000円でも高い。

でも合皮だと何年使えるか分からないし・・・

ノートカバーを探した時も感じたんですが、合皮やビニール製のものは多いのに、本革でちょうどいい価格の製品が少ないんですよね。

トラ(血筋)やシボ(凸凹)やシワがある部分を使っているので安く作れるんだと思いますが、ちゃんとした馬革を使って3,000円は安すぎます。しかも名入れ(イニシャル)は無料でした。

ブックカバーはシンプルな作りなので、無名ブランドでもいいだろうと思ってポチっとしました。

フォレストグリーンを購入

青と緑の間みたいな色です。

海みたいな色で、色ムラが一層海っぽさを出してる気がします。なんかターコイズ感がありますね笑

表紙側
裏表紙側

思った以上にシワやシミが多いです。どうせ手汗で汚れるから問題ありませんが、気になる人は気になるでしょうね。

内側

内側も同じような感じで、本が直接あたる部分は毛羽立ってふわふわしています。名前はイニシャルで、金色で入れてもらいました。

この時点の色が、このあとの変化を見ていくときの基準になります。

傷は増えたけど、柔らかい革質がさらに馴染んできた

本を抜いた状態です。

馬革らしい、ソフトな質感が写真からも伝わります。

こちらが開いた状態。

影が写っているのでわかりにくいですが、手が触れる位置の濃淡はそれほど出ていません。

どちらかというと、角になる部分や隅のほうが擦れて白っぽくなっています。

本を入れた状態です。

ところどころ皺が入ってます。

擦れ傷も多いですね。

横側からです。

背表紙の下の部分が折れてしまっています。

これは柔らかいレザーなら仕方ないですね。

硬めで型崩れしにくい素材だと、手になじみにくいので、どちらを取るかです。

最初に書いた通り、あまり読書をしない(なんなら資格勉強くらいにしか使っていない)私ですが、

『本革のブックカバー』を持っているというだけで本を開きたくなってしまいます^^

かなりコスパの良いアイテムなので、おススメしたいです!

最後までお読みいただきありがとうございました!!

2026年10月追記 4年4か月 黒くなったあと、擦れる面から色が抜けていった

前回が2年使用の時点だったので、今回でちょうど倍の4年4か月になります。

使い方は変わっていません。読書量が増えたわけでもなく、相変わらずバッグに入れっぱなしの時間が長いです。

手入れもしていません。クリームも塗っていないです。

今回は前回と同じ撮影場所・同じ下地で撮ったので、2年の時の写真とそのまま比べられます。

そのうえで結論から言うと、

  • 2年の時点がいちばん濃かった
  • そこから擦れる面の色が抜けて、全体がまだらになった
  • 折り目の帯と内側のフラップだけ、濃い緑が残っている

という感じです。

正直、「黒くなっていくんだろうな」と思っていたので、これは予想と逆でした。

3回分の写真を並べた年表

時点色表面形
2022年5月(購入時)明るめのセージグリーン。雲のような色ムラ傷なし。マット硬さが残る板状
2024年6月(2年)ほぼ黒に近い濃い緑。色は均一白い擦り傷が全面にクタっとしてきた
2026年10月(4年4か月)まだら。ベージュ〜茶色に抜けた斑が複数白茶けたグレー。折り目の帯だけ艶背表紙の下が折れたまま

こうして並べると、色のピークが真ん中にあるのが分かります。

2年の時点がいちばん濃かった

2年のレポートの写真を見返すと、表も裏もほぼ黒に近い濃い緑で、色は均一でした。

白い擦り傷はたくさん入っていましたが、色が抜けた箇所はひとつもありませんでした。

今回の写真はそこから明らかに変わっています。

表面はベージュがかったグレーに白茶けていて、ところどころに茶色く色が抜けた斑が出ています。

表紙の中央あたりに大きいものがひとつ、下の角にもうひとつ。裏も同じような出方です。

縫い目のまわりや角は、ほぼ完全に色が落ちてベージュになっています。

濃くなる方向の変化は2年で止まって、そこから4年にかけては落ちる方向に進んだということですね。

2022年5月 買ったとき。明るめのセージグリーン
2022年5月 買ったとき。明るめのセージグリーン
2024年6月 2年使用。ほぼ黒に近い濃い緑で、色は均一
2024年6月 2年使用。ほぼ黒に近い濃い緑で、色は均一
4年4か月使ったホースハイドのブックカバーの表側。ベージュに色が抜けた斑が出ている
2026年10月 4年4か月使用。ベージュに色が抜けた斑が複数出ている
4年4か月使ったホースハイドのブックカバーの裏側。白茶けたグレーにまだらな色抜け
裏側。白茶けたグレーで、縫い目のまわりはベージュに抜けている

↑が2026年10月、4年4か月使った今の状態です。

折り目の帯だけ、濃い緑と艶が残っている

面白いのは、広げたときの折り目の帯の部分だけが濃いままだということです。

ここだけ黒に近い緑で、しかも艶があります。

曲げられて潰されてはいるものの、平らな面のように擦られてはいない場所なんですよね。

逆に言うと、色が抜けたのは摩擦のせいで、曲げたからではないということです。

バッグの中で他のものと擦れ続ける面と、折れ目として内側に隠れる帯とで、ここまで差が出るとは思いませんでした。

2024年6月 2年使用。広げても色は均一で、抜けた箇所はない
2024年6月 2年使用。広げても色は均一で、抜けた箇所はない
広げたホースハイドのブックカバー。折り目の帯だけ濃い緑と艶が残っている
2026年10月 広げた状態。折り目の帯だけ濃い緑と艶が残っている

内側のフラップが「本来の色」の見本になっている

開いて内側を見ると、本を差し込むフラップの部分が出てきます。

ここは常に革が重なっていて、ほとんど擦れません。

そのフラップだけ、深い緑がしっかり残っています。

買ったときのセージグリーンより濃いので、この革は本来、使えば濃くなる方向に進むということです。

外側だけが途中で色を失ったことになります。

同じ1枚の中に「そのまま育った色」と「擦れて抜けた色」が並んでいるので、比較としてはかなり分かりやすいです。

床面側は青みがかったグレーになっていて、触ると細かく毛羽立っています。本の表紙が当たり続けている面なので、繊維が起きてきたんだと思います。

ホースハイドのブックカバーの内側。フラップは深い緑のまま、床面は青みがかったグレーに毛羽立っている
2026年10月 内側。擦れないフラップだけ深い緑が残っている

4年使ってみて

きれいかと言われると、正直きれいではありません。

まだらですし、角はベージュに抜けていますし、白い擦り傷は数えきれないです。

ただ、エイジングは必ずしも「濃くなり続ける」ものではない、というのが4年かけて分かったのは収穫でした。

色が入っている革で、しかも薄くて柔らかいものを、鞄に放り込んで使うとこうなります。

濃くしたいなら擦れないようにしまう、という話になりますが、それだと本を読まないので本末転倒ですね。

3,000円のブックカバーでここまで変化の記録が取れたと考えると、むしろ元は取れている気がします。

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