甲革とは

甲革(こうかわ)とは、靴の表側に使う革のことです。英語ではアッパーレザーと呼ばれ、日本語の商品説明でも「アッパー」と書かれることが多くなっています。

足を包む部分すべてが甲革です。つま先、くるぶしまわり、かかとの外側まで含みます。

底の革とは役割が違います

靴に使う革は、大きく2種類に分かれます。

ひとつが甲革で、もうひとつが底革(ソールレザー)です。底革は地面と擦れるので、硬く、分厚く、密度を上げてなめされます。甲革はその逆で、足の動きに合わせて曲がってくれることが求められます。

同じ牛からの革でも、どちらに使うかで厚みもなめし方もまったく違う、ということです。

甲革によく使われる革

  • カーフ:キメが細かくなめらか。ドレスシューズの定番です
  • ステアハイド:成牛の革。厚みが取れるので、しっかりした作りの靴に使われます
  • スエード・ヌバック:起毛させた革。やわらかく、雨には弱くなります
  • コードバン:高価ですが、磨いたときの艶が別格です

買うときに見るところ

商品ページの素材欄で、甲革と底材が分けて書かれているかを見てください。

「アッパー:本革/ソール:合成底」のように分かれていれば、それぞれ何を使っているかが分かります。「甲材:合成皮革」と書かれていれば本革ではありません。

また、同じ「本革」でも、どの革かまで書いてあるブランドは、そこを売りにしているということです。書かれていない場合は、価格帯から推測するしかありません。

甲革の傷み方

甲革でいちばん先に表情が出るのは、足の曲がる位置です。親指の付け根のあたりに横じわが入り、そこから色が変わっていきます。

この線は避けられないものなので、消そうとするより、入り方をきれいに整えるほうが現実的です。シューツリーを入れて休ませると、しわが深く固まりにくくなります。

もうひとつ出やすいのが、かかとの外側とくるぶしの内側です。ここは擦れる場所なので、色が薄くなったり、革が毛羽立ったりします。

よくある質問

Q. 甲革とアッパーは同じですか。
同じです。日本語か英語かの違いだけで、どちらも靴の表側に使う革を指します。

Q. 甲革が硬いのですが、やわらかくなりますか。
履いているうちに足の形に沿って曲がる場所が決まり、楽になっていきます。ただし、長さや幅が合っていない場合は履いても直りません。

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