ホースレザーとは
ホースレザーとは、馬の革のことです。日本語の商品説明では「馬革」と書かれることも多く、同じものを指しています。
ややこしいのは、馬の革には呼び名がいくつもあることです。しかもそれぞれ指している範囲が違うので、ここを整理しておくと買うときに迷いません。
馬革の呼び名を整理する
- ホースレザー/馬革:馬の革ぜんぶを指す、いちばん広い言い方です
- ホースハイド:英語寄りの言い方で、意味はホースレザーとほぼ同じです。アメカジ系の製品でよく使われます
- ホースバット:馬のお尻まわりの部位を指します
- コードバン:そのお尻の中にある一層だけを削り出した革です。一頭から2枚しか取れません
つまり、広いほうから順に「ホースレザー > ホースバット > コードバン」という入れ子の関係になっています。
価格が大きく違う理由
同じ馬から取れる革なのに、コードバンだけ値段が跳ね上がるのは、取れる量がまったく違うからです。
ホースレザーは一頭から一枚取れますが、コードバンは2枚だけ。しかも削り出す工程に手間がかかります。
商品説明に「馬革」とだけ書かれていて値段が手ごろなら、それはコードバン以外の部位だと考えてよいです。安いコードバンを期待して買うと、話が食い違います。
買うときに見るところ
- 部位の表記:「馬革」だけでは部位が分かりません。コードバンなら必ずそう書かれます
- 厚み:馬の皮は牛より薄いので、同じ面積なら軽く仕上がります。小物向きの素材です
- トラやシワ:馬は血筋やシワが出やすく、価格を抑えた製品ほどそれを活かして作られています
どんな製品で見かけるか
馬革は一頭から取れる面積が牛より小さいので、大きなパーツを一枚で取りにくい素材です。
そのため、財布・名刺入れ・ブックカバー・キーケースといった小物で見かけることが多くなります。大きなバッグだと、何枚か継いで作るか、価格が上がるかのどちらかです。
ジャケットやブーツで使われることもあり、こちらは「ホースハイド」と表記されているのをよく見ます。同じ馬革でも、ジャンルによって呼び方の慣習が違うということです。
よくある質問
Q. ホースレザーとホースハイドは違うものですか。
ほぼ同じです。日本語寄りか英語寄りかの違いで、どちらも馬革全体を指します。
Q. 馬革は牛革より丈夫ですか。
一概には言えません。薄いぶん軽く仕上がりますが、丈夫さは部位と仕上げで変わります。表記だけでは判断できないところです。









