ホーウィン社とは

ホーウィン社(Horween Leather Company)は、アメリカのシカゴにあるタンナー(革をなめす会社)です。1900年代初めから続く老舗で、いまも家族経営で知られています。

革好きのあいだで名前が出るのは、たいていシェルコードバンかクロムエクセルのどちらかの話です。性格がまったく違う2つの革を作っている会社、と覚えておくと分かりやすいです。

シェルコードバンとクロムエクセル

シェルコードバンは、馬のお尻にある一層を削り出した革です。一頭から2枚しか取れず、仕上がるまでに半年前後かかるとされます。表面が詰まっていて、磨くと鏡のような艶が出ます。財布や名刺入れ、靴の一部に使われます。

クロムエクセルは、オイルをたっぷり含ませた牛革です。しっとりして傷が入っても指でなじませると目立たなくなり、ワークブーツやカジュアルな靴でよく使われます。

同じ会社の革でも、きれいに保ちたいならシェルコードバン、気にせず使いたいならクロムエクセルという、正反対の方向を向いた2つです。

「コードバン」と書いてあってもホーウィン社とはかぎりません

ここが買うときの注意点です。

コードバンを作っているタンナーはホーウィン社だけではありません。日本の新喜皮革やレーデルオガワも作っていて、それぞれ色の出方も仕上げも違います。

ホーウィン社の革かどうかを知りたいなら、商品説明に「ホーウィン」「Horween」と明記されているかを見てください。ブランドにとっては売りになる情報なので、使っているなら必ず書かれています。

6年2か月使ったシェルコードバン

私が持っているシェルコードバンの名刺入れは、6年2か月たっています。黒から焦茶への色の変化は3年半でほぼ終わっていて、そこからの2年8か月では色はあまり動いていません。

糸のほつれ・コバの割れ・型崩れも見当たりません。実物の写真はシェルコードバン名刺入れを6年2か月使った経年変化に並べています。

よくある質問

Q. ホーウィンのシェルコードバンは高いですか。
高いです。取れる量が少なく、仕上げに時間がかかるためです。財布なら数万円から十万円台が中心になります。

Q. 水に濡らすとどうなりますか。
シミや輪ジミが残ることがあります。濡れたらすぐ乾いた布で押さえて、陰干しで乾かしてください。

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