ラウンドファスナーとは

ラウンドファスナーとは、財布の三辺をぐるりとファスナーで囲んだ形のことです。「ラウンドジップ」とも呼ばれます。

完全に閉じられるので中身が落ちず、カードや小銭をたくさん入れても安心して持ち歩けます。長財布でよく見かける形です。

L字ファスナーとの違い

よく比較されるのがL字ファスナーです。こちらは一辺と、その隣の辺の途中までをファスナーで開ける形です。

ラウンドは完全に開くので中身が全部見えるかわりに、開け閉めの動作が大きくなります。L字は片手で開けやすく薄く作れますが、開口が小さいぶん中身は見渡しにくくなります。

毎日レジで開け閉めすることを考えると、この差は小さくありません。収納量を取るか、取り出しやすさを取るかで決まります。

厚みが出ることは覚えておく

ファスナーのテープとエレメント(務歯)のぶん、どうしても厚みが出ます。

さらに三辺を囲むので、閉じたときの形も角ばります。ジャケットの内ポケットに入れたい人には向きません。カバンに入れて持ち歩く使い方と相性のいい形です。

買うときに見るところ

  • ファスナーのメーカー:YKKのエクセラやスイスのRIRIなど、上位の製品はここを明記しています。毎日動かす部分なので、ここの質はそのまま寿命になります
  • 引き手の作り:革を巻いたものは手ざわりがよく、金属だけのものは丈夫です
  • 角の処理:三辺を囲むので角で生地が詰まります。きれいに収まっているかで作りの差が出ます
  • 修理できるか:ファスナーが壊れると本体が使えなくなります。交換を受けてくれるブランドかどうかは、買う前に確認しておきたいところです

向いている人・向かない人

向いているのは、カードや領収書が多い人、現金をよく使う人、カバンで持ち歩く人です。中身が落ちない安心感と、開いたときの見渡しやすさがそのまま効きます。

向かないのは、ポケットに入れたい人と、片手で素早く出し入れしたい人です。厚みと開け閉めの動作が、毎日のストレスになります。

最近はキャッシュレスが進んで小さい財布が増えましたが、「現金とカードを一つにまとめたい」という使い方では今も強い形です。用途がはっきりしているので、自分がどちらなのかで選べば迷いません。

よくある質問

Q. ファスナーが壊れたら直せますか。
交換できることが多いですが、同じ品番のファスナーが手に入るかによります。ブランドの修理窓口か、ファスナー交換を扱う工房に相談してください。

Q. 小銭入れがない財布でも使えますか。
ラウンドファスナーは閉じきる形なので、小銭入れがない構成でも中身がこぼれません。カードと札だけで使う人にも向いています。

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