【エイジングレポート】HERZのノートカバー 鞄で揉まれて24か月
ヘルツ ノートカバー 購入時

2022年6月8日

仕事ができそうに見せるために買ったノートカバーを2年使いました。
無骨な経年変化を見てください。

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「革!」感のあるヘルツのノートカバー

ずっと鞄に入れて持ち歩いているので傷だらけです。
「あの時についた傷だ」「こんな傷覚えがないぞ」と、自分の歩んできた道を振り返らせてくれる。
そんな革です笑

画像では分かり辛いんですが、よく手が触れる部分は他より色が濃くなっています。
鞄をぎゅうぎゅうに入れた時に傷ついた部分も濃くなってますね笑

ナチュラル系のカラーで厚めの革を使っているので、すごく「革らしさ」を感じられます。

革のコシがしっかりしている

曲がる部分はしっかり曲がって、曲げなくていい部分はしっかりコシがあります。
そのため開閉に抵抗感はありませんし、クタクタでノートとカバーがズレてしまう事もありません。
こういう使いやすさって地味だけど、ストレスなく使えるから大事なんですよね。
クタクタ過ぎても開閉時にくにゃってなるし笑

縫い糸もしっかりしています。
シンプルな作りですが、長く愛用できるように工夫がされているノートカバーだと思います。
HERZさんは革工房とショップが一緒になった珍しいテンポなので、革好きの方は一度足を運んでみるといいと思います!

2026年10月追記 6年3か月 外も内も濃くなり、内側は濃淡が逆転した

前回のレポートから4年以上あいてしまいました。

その間もずっと同じ使い方で、鞄に入れっぱなしで持ち歩いています。

手入れは相変わらずしていません。クリームを塗ったことは一度もないです。

今回は2年の時と同じ下地・同じ構図で撮ったので、3組とも並べて比べられます。

結論から言うと、

  • 外装は明るいタンから、はっきり濃いキャラメルになった
  • 傷の数は2年の時とは比べものにならない
  • 内側は、2年の時にいちばん淡かった面が、今はいちばん濃い

という感じです。

外装は、明るいタンから濃いキャラメルへ

2年の時の写真は、暖かいタンというか、まだ明るさの残る色でした。

色もほぼ均一で、細い傷は入っているものの、1本ずつ目で追える程度です。

2020年6月 買ったとき。この時点ですでに濃いめのキャラメル色
2020年6月 買ったとき。この時点ですでに濃いめのキャラメル色
2022年8月 2年使用。明るさの残る暖かいタンで、色はほぼ均一
2022年8月 2年使用。明るさの残る暖かいタンで、色はほぼ均一

今回の写真はそこから一段、はっきり濃くなっています。

オレンジ寄りのキャラメルで、面の中に濃い部分と薄い部分のムラも出てきました。

傷は密度が段違いで、あらゆる方向の細い線が重なっています。もう数えるのは無理です。

濃いシミもいくつか残っていますし、角は擦れて色が変わっています。

ただ、傷の1本1本が白く浮いて見えるのではなく、全体の表情としてまとまって見えるようになりました。

2年の時点では「傷だらけの革」でしたが、6年経つと傷ごと色に飲み込まれた、という感じです。

6年3か月使ったHERZのノートカバーの表側。濃いオレンジ寄りのキャラメル色
2026年10月 6年3か月使用。はっきり濃いオレンジ寄りのキャラメルに
6年3か月使ったHERZのノートカバーの裏側。細い傷が全面に重なっている
裏側。細い傷があらゆる方向に重なっている

艶が出ているのは、背の折れる部分だけ

広げた状態も2年の時と同じ構図で撮りました。

2022年8月 2年使用。広げると全面が同じ明るさで、折り目の筋も浅い
2022年8月 2年使用。広げると全面が同じ明るさで、折り目の筋も浅い

2年の時は全面が同じ明るさで、折り目の筋も浅いです。

今は全体が濃くなったうえで、背にあたる折り目の帯だけが帯状に強く光ります。

表紙の面はマットなままなので、光り方の差がはっきり出ています。

毎回ここだけが曲げられて、鞄の中で擦られているからだと思います。

コシは2年の時点と同じで、まだしっかりしています。

曲がる部分は曲がって、面はコシが残っている。この感じは6年経っても変わっていません。

厚い革を使っているものは、へたるまでの時間が本当に長いんだなと実感しました。

広げたHERZのノートカバー。背の折り目の帯だけが帯状に光っている
2026年10月 広げた状態。背の折り目の帯だけが帯状に光る

内側は、濃淡が逆転していた

今回いちばん驚いたのがここです。

2022年8月 2年使用の内側。中央の面のほうが淡く、白けて見える
2022年8月 2年使用の内側。中央の面のほうが淡く、白けて見える

2年の時の内側の写真を見ると、ノートの表紙が当たる中央の面のほうが淡くて、少し白けて見えます。

暖かい色をしているのは、ノートを差し込む上下の部分のほうでした。

それが今は完全に逆転しています。

中央の面が濃いグレーブラウンに沈んでいて、差し込み部分のほうが明るいキャラメルのままです。

4年のあいだに、いちばん淡かった場所がいちばん濃い場所になりました。

中央はノートの表紙と常に擦れていて、閉じているあいだも圧がかかっている場所なんですよね。

逆に差し込み部分は、革が重なっていて光も手も当たりません。

同じ1枚の革の中で、使われ方の違いがそのまま順位の入れ替わりとして出たことになります。

HERZの刻印も残っていて、今でもはっきり読めます。革が濃くなったぶん、押した跡が影として見やすくなりました。

HERZのノートカバーの内側。中央の面が濃いグレーブラウンに沈み、差し込み部分は明るいキャラメルのまま
2026年10月 内側。中央の面のほうが濃く、2年の時と濃淡が逆転している

6年使ってみて

買ったときの写真を見返すと、実は最初からそこそこ濃いキャラメル色でした。

真っ白なヌメから飴色に、というタイプではないので、1年や2年では大きく動きません。

そのかわり、6年という単位で見ると外も内もちゃんと濃くなっていました。

そして、濃くなる速さは「手が触れる回数」ではなく「擦れて圧がかかる時間」で決まるようです。

毎日握っている外装より、ノートに押しつけられている内側のほうが先に行きました。

言われてみれば当たり前なんですが、写真を並べるまで気づいていませんでした。

次は10年あたりで、また同じ下地・同じ構図で撮ります。

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