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革靴ブランド『スコッチグレイン』は、国産のグッドイヤーウェルト製法を手の届く価格で出していると評価の高いブランドです。今回は、スコッチグレインの特徴や選び方、現行シリーズと価格を徹底的に調べ直してみました。
この記事は2022年に書いたものですが、2026年6月3日にスコッチグレインが全商品の価格改定を行ったため、2026年9月時点の情報に全面的に書き直しています。
スコッチグレイン
スコッチグレインは、東京・墨田区で靴を作っているヒロカワ製靴のブランドです。
特徴を一言でいうと、グッドイヤーウェルト製法の革靴を、国産で、この価格で出しているところだと思います。
グッドイヤーウェルト製法は、アッパーと中底とソールを「すくい縫い」「出し縫い」で組み上げる作り方で、ソールを何度も交換できるのが最大の利点です。
つまり、履きつぶして終わりではなく、修理しながら10年20年と履けるということですね。

革好き3流エンジニア:初めて買ったのは2017年に三井アウトレットで見つけたストレートチップでした。正直そのときは「革靴に4万円は高いな」と思っていたんですが、いつの間にか5足になっていました。いちばん古い1足は6年履いて、自分で染め替えまでしています。
スコッチグレインの革靴を選ぶポイント
1サイズとウィズ(足幅)
スコッチグレインで一番大事なのはここだと思います。
サイズは23.5〜27.0cmが中心で、シリーズによってウィズ(足幅)がE・EEE・EEEEと分かれています。
日本人は幅広の方が多いので、迷ったらEEEでだいたい合います。
ただ、これは本当に人によるので、可能なら一度お店で測ってもらうのが確実ですね。
甲が高い方・幅が広い方向けには4Eウィズというシリーズもありますし、27.5cm以上が必要な方にはキングサイズがあります。
2デザイン
フォーマル度の高い順に、ざっくりこうなります。
- ストレートチップ……最もフォーマル。冠婚葬祭も通る
- プレーントゥ……装飾なし。シンプルで合わせやすい
- パンチドキャップトゥ……穴飾りが控えめに入る。主張少なめのおしゃれ
- Uチップ/Uモンクストラップ……少しカジュアル寄り
- セミブローグ/フルブローグ……穴飾りが多くカジュアル
1足目なら、黒のストレートチップが間違いないと思います。
仕事でも冠婚葬祭でも使えて、履く機会がいちばん多いからですね。


3価格(2026年6月に改定されています)
ここは特に注意してほしいところです。
2026年6月3日をもって、直営店およびアウトレット店の全商品が価格改定されました。
公式のお知らせでは「昨今の世界情勢と原油価格高騰の影響により」と説明されています。
以前この記事に書いていた35,200円や46,200円といった価格は、もう通用しません。
以下は2026年9月5日時点で公式サイトに掲載されている価格です(すべて税込・参考)。
| 価格(税込) | シリーズ |
|---|---|
| 48,400円 | アシュランス/シャインオアレインIII・IV/シャインオアレイン4Eウィズ/フレキシブル/ベルオム/ベルオムマーブル/4Eウィズ/ヴェント(一部) |
| 50,600円 | ブリックカジュアル |
| 52,800円 | キングサイズ/ラフィーネ(レディース) |
| 55,000円 | スエード/ヴェント(一部)/ブーツ(一部) |
| 57,200円 | ブーツ(一部) |
| 61,600円 | オデッサ/オデッサII/オデッサIII |
| 68,200円 | スパイダー |
| 74,800円 | インペリアルII/インペリアルIII/インペリアルブラック/インペリアルブラックII |
| 90,200円 | インペリアルプレスティージII |
| 132,000円 | インペリアルフランス |
入口が48,400円、一段上げると61,600円のオデッサ、さらに上が74,800円のインペリアル、という3段構えで考えると分かりやすいと思います。
4修理ができる
グッドイヤーウェルト製法なので、ソール交換ができます。
スコッチグレインは自社で修理を受け付けていて、公式サイトから申し込めます。
「高い靴を買って、履きつぶしたら終わり」ではないというのは、1足目を選ぶときにけっこう効いてくる安心材料だと思います。
スコッチグレインを履いてるのはどんな人?
実際に履いてきた立場から言うと、こういう方に向いていると思います。
- 初めて「ちょっといい革靴」を1足買おうとしている方
- 幅広・甲高で、既製品のサイズが合いにくい方
- 1足を修理しながら長く履きたい方
- 雨の日も同じ靴で通勤したい方
- アウトレットも含めて、賢く買いたい方
逆に、海外の高級靴のような華やかな造形や、細身のシルエットを求める方には少し物足りないかもしれません。
そこは正直なところですね。
スコッチグレインのおすすめの革靴
ここからは、初めての1足として現実的な48,400円のシリーズを中心に、デザインごとに紹介していきます。




中心になるのはアシュランスというシリーズです。
公式が「初めてのスコッチグレインにも最適」と案内しているシリーズで、木型はインペリアルII・III、シャインオアレインIIIと同じものが使われています。
つまり、上位シリーズと同じ木型を48,400円で履けるということですね。
最もフォーマルなストレートチップ
1.アシュランス 3526
迷ったらこれ、という1足です。
ビジネスでも冠婚葬祭でも履けるので、1足目の出番がいちばん多くなります。
特徴は
- 最もフォーマルなデザイン
- 上位シリーズと同じ木型
- ブラックとダークブラウンの2色展開
価格:48,400円(参考)
素材:国産カーフ/ノンスリップレザーソール
カラー:ブラック/ダークブラウン
サイズ:23.5〜27.0cm ウィズ:EEE 製法:グッドイヤーウェルト シューズキーパー付属
2.シャインオアレインIII/IV
雨の日も気にせず履きたい方はこちらです。
私も2021年に三井アウトレットでシャインオアレインを買っていますが、天気を気にせず履ける靴が1足あると本当に楽ですね。
特徴は
- 雨に強い仕様
- アシュランスと同じ価格帯
- 4Eウィズの展開もある
価格:48,400円(参考)
主張少なめにおしゃれをしたいパンチドキャップトゥ
3.アシュランス 3536
つま先に控えめな穴飾りが入るデザインです。
ストレートチップよりは柔らかく見えますが、ビジネスでも問題なく履けます。
特徴は
- 控えめな穴飾りで印象がやわらぐ
- 3色展開でいちばん選択肢が多い
- 2足目の色違いにも向く
価格:48,400円(参考)
カラー:ブラック/ブラウン/チョコ
フォーマルかつ遊び心のあるモンクストラップ
4.アシュランス 3527
紐ではなくベルトで留めるタイプです。
紐を結ぶ手間がないので、脱ぎ履きの多い方には便利ですね。
特徴は
- Uモンクストラップ
- 脱ぎ履きが楽
- ストレートチップの次の1足に向く
価格:48,400円(参考)
カラー:ブラック
カジュアルなデザインのブローグシューズ
5.アシュランス 3520(セミブローグ)/3525(フルブローグ)
穴飾りが多く入る、いちばんカジュアル寄りのデザインです。
スーツよりはジャケパンやチノパンに合わせたい方向けですね。
価格:各48,400円(参考)
カラー:ブラック
シンプルに合わせたいプレーントゥ・Uチップ
6.アシュランス 3524(プレーン)/3529(Uチップ)
3524は装飾が一切ないぶん、合わせる服を選びません。
3529のUチップは少しカジュアル寄りで、こちらもジャケパン向きだと思います。
価格:各48,400円(参考)
カラー:ブラック
一段上のオデッサとインペリアル
7.オデッサ/インペリアル
アシュランスとの差は、主に革の質とフィニッシュです。
とはいえ、1足目でここまで出す必要はないと思います。
まずアシュランスで手入れの習慣がついてから、2足目や3足目で上げていくほうが失敗が少ないですね。
価格:オデッサ/II/III 61,600円(参考)
インペリアルII/III/ブラック/ブラックII 74,800円(参考)
幅広・大きいサイズという選択肢
EEEでもきついという方には4Eウィズ(48,400円)があります。
27.5cm以上が必要な方にはキングサイズ(52,800円)。
大きいサイズはそもそも選択肢が少ないので、これがあるのはありがたいですね。
秋冬にもう1足という方にはブーツ(55,000円/57,200円)もあります。
アウトレットという選択肢
私がスコッチグレインを買い続けている理由の半分は、正直これです。
三井アウトレットの実店舗と、公式のオンラインアウトレットストアがあります。
2026年9月時点のオンラインアウトレットでは、28,600円・30,800円・40,700円といった価格の商品が出ていました。
型落ちやサイズの端数が中心なので、欲しいデザインとサイズが必ずあるわけではありません。
ただ、サイズさえ合えば、国産グッドイヤーウェルトの革靴が3万円前後で買えるのはかなり強いです。
1足目(2017年)も、赤の型押し(2018年)も、シャインオアレイン(2021年)も、すべてアウトレットで買っています。
なお、以前この記事で紹介していた匠シリーズは、2026年9月時点で公式サイトの現行シリーズ一覧・オンラインストアのいずれにも見当たりませんでした。
2019年にアウトレットで買ったものなので、アウトレットで出会えることはあるかもしれませんが、現行品としては確認できていません。
良かった点
- 国産のグッドイヤーウェルト製法が48,400円から手に入る
- ウィズの選択肢が広く、幅広・甲高・大きいサイズにも対応がある
- ソールを交換しながら長く履ける。6年経ってもまだ現役
- アウトレットを使えば3万円前後で買えることがある
気になる点
- 2026年6月の価格改定で、以前より1万円以上上がったシリーズがある
- アウトレットはサイズとデザインを選べない
- 海外の高級靴のような華やかさや細身のシルエットを求める方には物足りないかもしれない
値上げは正直痛いところなんですが、それでも国産グッドイヤーウェルトでこの価格帯は、まだかなり少ないと思います。
6年履いた1足がどうなったか
言葉で説明するより、実物を見てもらったほうが早いと思います。
6年履いたSCOTCH GRAIN!個人で染め替えもしたお気に入りの一足


黒ずみも履きジワもありますし、新品のようなきれいさはもちろんありません。
でも、ソールを替えながらまだ現役ですし、赤の型押しに至っては自分で染め替えて色を変えました。
そういう遊び方ができるのが、グッドイヤーウェルトの革靴の面白いところだと思います。
よくある質問
スコッチグレインはどこの国のブランドですか?
日本のブランドです。東京・墨田区のヒロカワ製靴が製造しています。
サイズはどれを選べばいいですか?
ウィズ(足幅)はE・EEE・EEEEがあり、迷ったらEEEでだいたい合います。ただ足の形は本当に人それぞれなので、可能なら一度お店で測ってもらうのが確実です。
ソールの修理はできますか?
できます。グッドイヤーウェルト製法なのでソール交換が可能で、スコッチグレインが自社で修理を受け付けています。
雨の日でも履けますか?
雨用のシャインオアレインというシリーズがあります。価格はアシュランスと同じ48,400円(参考)です。
アウトレットで買っても大丈夫ですか?
私は5足中3足をアウトレットで買っていて、いちばん古いものは6年履いています。型落ちやサイズの端数が中心なので選択肢は限られますが、品質面で困ったことはありません。
まとめ
- スコッチグレインは国産グッドイヤーウェルト製法の革靴を48,400円から出している
- 2026年6月3日に全商品が価格改定されているので、他サイトの古い価格に注意
- 1足目はアシュランスの黒・ストレートチップ(3526)が無難
- 幅広なら4Eウィズ、大きいサイズならキングサイズという選択肢もある
- 雨の日用のシャインオアレインも同じ48,400円
- アウトレットならもっと安く買えるが、サイズとデザインは選べない
- 修理して履き続けられるので、結果的には安くつく
という感じです。
初めての革靴でどれを買うか迷っている方、特に「幅広で合う靴がなかなかない」という方の参考になればうれしいです。
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公式サイト








